Secrets of Wysteria

二年前のハロウィンに投稿されたSteampianistさんの名曲を
日本語音源のソラさんに無茶振りしてカバーしました。



Steampianistさんの曲の中でも特に好きな一曲です。
結構いろんな曲調の曲を発表されているように思いますが
個人的にはこういった少し狂気じみててものすごく美しい曲
というのが本当に大好きです。
他にもう一つ好きな曲を挙げるならTen Thousand
Project OverDozeというグループ?名義の曲ですが
作曲はSteampianistさんで、曲も調声も素晴らしいです。
きっとSecrets of Wysteriaがお好きな方は
そちらも好きだと思うのでぜひ。
リンク貼っておいたのでぜひ。
ちなみにProject OverDozeですごく好きなのはKaleidoscope Hazeです。
こちらもリンクを貼ったので以下略。

そんなわけでSecrets of Wysteriaのカバーです。
英語曲なのでソラさんには限界がありましたが
これまでよりちょっとだけ再現度が上がったかな
という気がしなくもないです。
最近、頭の子音部分と後ろの母音で違う音素を使うことを覚えました。

USTだとこんな感じ。

連続音には頭に母音が付いているので
それで前の子音に続く母音の長さを調節したり
違う母音を選んで中間の音のようなそれっぽい音を作ったり。
日本語だとカタカナ読みをした場合、子音がクリアになる音が多いようなので
それっぽくにごった音から始めたい時は子音ににごった音を選んだりとか。

とはいえ、しょせん自分の耳による再現なので
正しい英語の発音に近い保証はまったくありません。
再現できなかった音も多いですし。
一部、カタカナ読みのクリアな音で良かったところまで
にごった音に変えてしまったところもあるし。
辞書引くのって大事ですね……(白目)。
ちゃんと発音記号を見ましょう……。

子音以外に後ろの母音もかなり削ったりいろいろしてます。
あとサビ以外は本家のオリバー君みたいな
強弱の付いた歌い方に近づけたくて
基本は抑え目に母音の音量を削りつつ
強いところで大きくしたりしてみましたが
そもそも強弱を付けた感情豊かな歌い方が出来ない私に
そんな再現は不可能でした。

というわけで調声が微妙な上に
何かmixすると最低音あたりで耳障りなノイズが出てしまって
いくらエンジンを変えたり音量をいじっても消えないので
覚悟を決めた私は潔くさじを投げました(白目)。

でもテスト音源では気になっていた若干の音のズレは
大体直ったかなと思うのでそれは満足です。
あと何と言っても写真が素敵で。
お気に入りです。
見た瞬間これしかないと思いました。

この曲、モチーフがたぶんアルバート・フィッシュなんですよね。
アメリカの連続殺人鬼で、いくつもある異名のうちの一つが「グレイマン」。
食べるために子供を何人も殺していたっぽい?です。
その様子が想像できる不穏な歌詞が素敵。

後奏で流れている言葉は逆再生すると
普通の英語として聞き取れます。
逆再生動画もYouTubeのどこかに上がっているので
興味のある方はそちらもぜひ。
逆再生の歌に空耳字幕を付けてある動画もあったりして面白いです。

残念ながらニコニコ動画には本家は投稿されていませんが
ソラさんのカバーはエンコードしたら
ニコニコにも上げられるサイズにおさまったので
ついでに上げておきました。
これで一人でも本家を見に行って下さる方がいたらいいのですが。

動画も本当に素晴らしいのです。
絵本のようなアニメーションでちょっとホラーテイスト。
素敵。
あと何と言ってもオリバー君の歌声が美しくて素晴らしいです。
オケにコーラスが入っていたんですが
めちゃくちゃ素敵だったのでそのまま使わせて頂きました。
キーはソラさんには高すぎたので一オクターブ下げましたが。
クラシカルな曲調が最高です。


あと何となく日本語に訳してみたのでついでに貼っておきます。
おそらく誤訳があるかと思います。
また訳せない語(造語?)を無理やり何とかしようとしたり
ノリで訳したところもあるので
ぼんやり内容を把握する手がかり程度に流して下さい。
冒頭の「彼」の話は性癖だったと言われるマゾヒズムと
カニバリズムのことと思われます。
Wysteriaはたぶん造語?
Hysteria(ヒステリーのこと)にかけたつづりだと思います。
wisteriaは藤。
日本語ではヒステリアと言っても通じないのでヒステリーと訳した流れで
Wysteriaも語感を合わせてウィステリーとしてあります。

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日本語訳:

グレイシーお嬢さん
見慣れぬ家を見つけた
木々も開けた遊び場所
目にも留まらぬ速さで
鋭い針が男の顔に点を打つ
彼が羊の白い毛を餌とする前に

夢幻に垂れる
ウィステリーの柳
それは記念碑
ヒステリーのクレッシェンド

小さな子供たちは帰り道を失った
日の差す場所で
混乱で身をよじる虫たち
彼らが奥底で笑うのを聞くといい

さあ数えよう
十本、九本、ゼロ本の指
こっちに来てグレイマンの遊びをしようじゃないか
動きは素早く
鬼に捕まらない名人になるんだ
包丁が炎の中で切り裂きダンスを始めたら

夢幻に垂れる
ウィステリーの柳
それは記念碑
ヒステリーのクレッシェンド

小さな子供たちは帰り道を失った
日の差す場所で
混乱で身をよじる虫たち
彼らが奥底で笑うのを聞くといい

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